たまには
BLOG今日はちゃんとダンスの話を!
ラテン種目の中のルンバ、みなさんどんなイメージをお持ちですか?
昔、尊敬する世界チャンピオンに種目の特性を習った時
Just Love Story
と言われました。
シンプル~と思いました。
歴史的には深い背景もあるんですよ。
以下ボールルームネットより
何故ルンバはこのようにゆっくりとした動きで誕生したのでしょうか?
その理由は、2つあると言われています。
一つ目は、『ルンバは男女の絡みや葛藤を最も表現したダンス』であるから。
そしてもう一つは、ルンバが誕生した時、奴隷として足かせを付けられていたから。
少し驚きの理由かとは思いますが、実はキューバ発祥ではあるものの、この動きを誕生させたのはキューバに奴隷として送り込まれていたアフリカ系民族だったのです。
彼らの足もとには足かせが付けられていて、決して素早い動きが出来ず、このようにゆったりとしたダンスになったと伝えられています。
奴隷として非道に扱われながらも、自分たちで愛情を表現するべく、このような愛に溢れたダンスを唯一の娯楽として生み出していたのです。悲しくもあり、とても勇ましさを感じる背景と歴史が、このダンスに隠れていました。
ルンバは深い苦悩と悲しみの中で生まれたと言っても良いかもしれません。
ラテンダンスが西洋のクラッシックバレエの動きの影響を深く受けながらも、決定的に違うのはこの足かせの背景だと私は思います。
バレエは妖精や白鳥などを表現することも多く、上へ、上へ。
ラテンも体は上へと引き上げるのですが、足は地を這うように重くするんです。
心は上へ
でも飛べない!
まだ、ラテンダンスを始めた頃、こんな事がありました。
有名な外国の先生のレッスンで後ろの足を蹴られ続ける…
ちょうど、上の写真と同じです。右足に前進しようとすると後ろの左足を先生が蹴るんです。
わたし、いじめられてると思いましたよ。45分間ずーとですよ。
今はその理由もわかります。
私の後ろ脚は地面を踏んでなかったんです。綺麗に美しく伸ばすことばかり考えて重りがなかった!
ルンバの歩き方、ルンバウォークはラテンダンスの全てと言っても良いほど大切です。
現在の状況は、みんな踊りたーい気持ち、お家から出たい気持ちです。
今、踊るルンバは苦悩の中にある光のような物になるのかな…
なんて、思い考えている日々です。