子供たちの奮闘
BLOGこんにちは!
毎日毎日、茹で上がりそうになるくらいの暑さですね~。さすがに、あまりの暑さからお休みの生徒さんが増えていてちょっと、淋しいFESSIです。
夏休み中は毎年、子供達の大会が盛んです。
FESSIのキッズも2週連続で大会に出場してきました。
その昔、私はクラシックバレエを習っていて…
18歳の時に大学で競技ダンスに出会い、雷に打たれたような衝撃を受けました。
2人で踊ることに、当時の私は本当に感動してドはまりしたんです。
バレエにもパドドゥという2人で踊るものもあるのですが当時の私は競技ダンスしか頭に入らなくなって…
お世話になったバレエの先生に最後の挨拶に行った時に言われた言葉が今も心に残っています。
あなたの良さは人と比べて出るものでないから、人と競う競技の世界に行く事が心配よ…と。
当時の私はそうかな~くらいにしか思わなかったんですがね。
選手として競技会に出場するようになって、この言葉の意味がじわじわと分かってきました。
私は確かに、人と比べられる、順位が付く、敗者になることが怖くて、怖くて仕方なかった。
練習の方が、試合よりも上手に踊れるタイプでした。
それなのに、何故か辞めようとは思わなかった。
やっぱり、どこかで大嫌いだった競技が大好きだったのかなって思います。
子供たちの試合を見ていても、緊張してガチガチの子、妙に慣れていて大人みたいな表現の子、泣いちゃう子といろいろです。
私の教え子、まさに私にそっくりです。
前回の大会では緊張から力が発揮出来なかったようで…かなりナーバスになっていました。
親御さんもなかなかスイッチの入らない、ダラダラした我が子を見ると怒りたくなりますよね。
これは、なんとしても側についていてあげたいと思い、土曜開催でしたが秀先生に頼んで私だけ試合会場に向かいました。
もう、手に取るように彼女の緊張と不安が理解できるから…私を見て安心したのか側を離れようとせず、結局ずっと手をつないでいました。
しかも、この日はシャド―コンペという1人で踊る競技会だったので緊張もマックスへ
張り出される結果を見る瞬間は未だに心臓バクバクです。
キッズ、最終予選4次まで行けました。私の中では準決勝まで行っても良かったけどな…
でも、不思議とベストなダンスが踊れると自分自身には納得が行くから、結果も受け入れられるんですよね。
悔しかったけど、良い経験になったと思います。
何より、競技会後の今日のレッスンでは確実にダンスが成長していた~!
私のバレエの先生、すごいな~と思います。本来、芸術とは人と比べたりするものでないのかもしれません。
競技会でも舞台でもオンリーワンは強い!
今は指導者として、その子が持っているものを形として表に出してあげるお手伝いをしたいと思います。
そう考えると選手時代に緊張や不安で苦しんだあの経験もきっと役に立つ…
やはり、やって損する事は人生にはないのだな~と思う今日この頃です。